高尾山に来ました。今回は、高尾病院横を通るいわゆる病院道を行きます。高尾山を選んだのは、帰りに膝が痛んでも、リフトやケーブルカーがあるからです。
ここは、比較的混雑を避けられるという利点があります。その分、舗装はされていなく、岩や木の根っこが出ていたりする場所が多です。しかし、自分としてはこの道の方が山登り的な感覚をより味わえるので好んでいます。
高尾山のマップにも乗らず、以下のマップがある6号路の始まりの場所より更にアスファルトを進みます。
高尾病院は江戸時代に琵琶滝の瀧修行に行く療養所であったそうです。内科・精神科などがあります。
病院横の少し急な坂を上っていくと、階段があります。そこからが土の道となっていきます。
山登りの歩幅は小さめに、足の角度はつま先を少し外へ開いた方がいいです。特に下りはその方がいいです。
登りで踏み出した足を地面につけるときは、そこに石があるときは、かかとを石のところへ持っていきます。
石は大概でっぱっているので、そこにかかとをつけると足の角度が緩やかになり、負荷が少なくなります。こんなことを少し注意するだけで、疲れやすさや登りやすさが随分と変わってきます。
足を前に踏み出すときは、重心も前の方へ向けた方が疲れにくく、登りやすくなります。むしろ、後ろになる足は真っ直ぐ伸ばすくらいの感じがいいです。
気を付けたいのが、小さな石ころなどを下へ蹴ってしまうことです。これは、そこから連動して大きな落石に繋がる場合もあります。また、大事にならなくとも、後方の人の迷惑となります。
自分は登りではほぼトレッキングポールを使いません。登りは全く問題がないからです。だいたい同じペースで登り、高尾山くらいなら頂上へ着くまでは休憩も基本的には入れないです。夏場ならもちろん水分補給は途中でします。
自分はこんな感じですが、冬場でも、水分補給は大切なので高尾山に登るときもしっかり摂りましょう。
途中、木が倒れている場所があり、注意書きが張ってありました。
自分は怪我をして以来、膝が弱くなっています。通常の生活をするのには何も問題はないのですが、運動をサボったりしていて長めの距離を歩いたりすると膝が痛みだします。また、高尾山くらいの山でも下りでは膝が痛むようになってしまいました。
それを克服するために、現在はリハビリに通い、家でも片足スクワットなどをして筋力を鍛えているところであります。あと、膝のつかい方も学んでいます。
次回は行っている筋トレや膝の遣い方などを記事にするつもりです。
こうなる前は、低めの山なら、岩場など飛び跳ねる様に走って下っていた。あの頃は自分が忍者にでもなったかのように、遊び感覚で下っていた。まさかこんな風になるとは・・・・思ってもみませんでした。
ある程度登ると、分かれ道があります。
その左の方にはお地蔵さんが立ち並んでいます。石板もあるけれど、少し読みにくいです。お地蔵さんの先は行き止まりになっています。
ちなみに、お地蔵さんは、よく男の人だと思われがちですが、実は女の人です。だから、水子の供養にはお地蔵さんなのです。逆に観音様は男の人です。
さて、高尾山頂を目指します。
しばらく進むと、石の階段があり、そこを登ると、お店屋さんや、さる園などがあります。そして、たこ杉が現れます。
現在は柵に囲われています。樹齢450歳を越えているそうなので、そっと眺めるだけにしましょう。
薬王院がその先にはあり、このあたりは人も多いです。外国の方たちも多々見かけます。
ちなみに、薬王院はお寺で、神社とは違います。神様は神社の方で、お寺は仏ですね。仏は、本当は助けてもらうのではなく、自分で悟りの道を開いていくものだったとか。
新しい建造物が多々できていますが、自分としては、新しい物よりもりも古い物の方に畏怖感が出てきます。それだけ長い年月沢山の人々の想いがそこに詰っていて、それらが何らかの力を発揮していそうな感じがしてしまいます。
道が男坂と女坂に別れました。
男坂は階段で、女坂はゆるめの坂道です。距離的には女坂の方が長くなります。今回は女坂へ進みます。
普段、何もしなくても膝の痛みが全くないわけではなく、時々うずくこともあります。しかし、少々の痛みは見て見ぬふりをしてしまいます。
石の階段を上ってからは、ほぼアスファルトの道を進み、頂上に到着しました!
快晴のときは富士山が見えるはずですが、今日は雲があるので見えません。それでも、空の青さと雲の白さ、その下にある緑の山々の色合いは美しく、心も癒されます。
膝の状態がいいので、(いつも感じる多少の痛みはありますが)リフトやケーブルカーに頼らず、また、それらがない道で帰りたいと思います。
長い木のまだ比較的新しい木の階段を下りていきます。
トレッキングポールも使います。右足を出すタイミングで左側で持っているトレッキングポールを右足が着地する場所よりやや前に出します。
左足を出すときは、右側のトレッキングポールを出します。
下りは、浅い川の中をあるくコースは避けて、逆にそのコースが終わった辺りで合流する方から進みました。
下から見上げた空。木々でおおわれているので、影ができていて、下の方が暗いですが、上は明るく爽やかな空が広がっています。どんな状況下でも、これと同じ様に今は暗くても、登っていけば明るく開けてくればいいなと思います。
道は細いですが、川沿いの道は夏場も他よりも気温は低めです。特に朝早めの時間はその気温差が結構あります。
苔が沢山ついている気を下から眺めていて、つい、上体を反らせすぎてしまいました。そのせいで少しよろけ、危うく下の川へ落ちかけてしまいました。
落ちなくて良かったのですが、踏ん張ったときに、膝を少々ひねってしまい、せっかくいい状態できていたのに、膝が痛み出しました。そこから先は、痛みを少しこらえながら、慎重にそれまでよりもペースを落として進みます。
幸い、この道は大きな岩とかがあまりないので、ゆっくり進めば膝への負担はそこまでかかりません。
登るときよりもずっとゆっくりペースで進みます。
途中すれ違う人と挨拶をかわしながら、進みます。足のつま先は外側を向けて、歩幅を狭くを心がけます。
高尾山はどの道も1時間半くらいで登ることができます。自分は、登りは1時間かからない程度で、下りは1時間半から2時間くらいかけます。
地図のある場所まで来て、あとは駅へと向かいます。 次回は陣馬さんへ向かう予定です。