ストーカー

小説

それしか見えない 3

石橋雄太は、横崎咲菜の家に向かっていた。電車を降りると真っ直ぐに咲菜の家に向かう。咲菜の家まで歩くと30分くらいかかる。石橋はタクシー乗り場のタクシーをチラリと見たが、やはり徒歩で行くことにしたのだ。 今日は、ついていることに曇り空だった。...