小説 それしか見えない 3 石橋雄太は、横崎咲菜の家に向かっていた。電車を降りると真っ直ぐに咲菜の家に向かう。咲菜の家まで歩くと30分くらいかかる。石橋はタクシー乗り場のタクシーをチラリと見たが、やはり徒歩で行くことにしたのだ。 今日は、ついていることに曇り空だった。... 2025.08.16 小説
小説 それしか見えない 2 「最近、誰かの視線を感じる気がする…………」「視線? 何それ、怖い! もしかして幽霊とかでもついているってこと⁉」 大学に今年の4月に入学をしてから仲良くなった亜沙美はホラーに心霊写真、怖い話が大好きだ。「違う違う。そういう怖さはないもん」... 2025.08.10 小説
Uncategorized それしか見えない 「好き好きー! だーい好き!!」 そう言いながら咲菜は俺に飛びつくように抱きついてきた。俺は、僅かに後ろによろける様に後退したが、しっかりと咲菜を抱きしめた。「俺も咲菜のことが大好きだよ」 俺がそう咲菜の耳元で言ったところで目が覚めた。 視... 2025.08.09 Uncategorized小説
小説 絆とできない修復 水音は恋をしていた。それは、バイト先の大学生で、水音より2つ年上だった。 初めてのバイトを高校生になってから始めた水音に、その大学生、瀬川は優しく教えてくれた。水音が間違えても丁寧に気遣いの言葉をかけながら教えてくれた。「お姉ちゃん、ちょっ... 2025.08.03 小説
小説 初恋と失恋と友情と 初めての彼氏ができた。1年くらい前から密かに好きだった。だから、東郷君私を好きみたいだって友達から聞いたときは、本当に嬉しかったし、すごくドキドキした。 今、私は受験生。高校に入る為にみんなが勉強を頑張っている。私は勉強は元々できる方だけ... 2025.01.27 小説
小説 シングルファザーになってみて 妻と別れた。妻は、2人の子どもの面倒をみなくなっていた。育児ノイローゼなのかもしれないと、心療内科を受診させたし、自分も仕事がないときは家に必ずいて、子どもたちの世話や家事を頑張ったつもりだ。 そもそも、子どもが生まれてからは、僕は家事をか... 2024.12.30 小説
小説 夢の中での恋の終わりに 最近、おかしな夢をよく見る。確かに自分だけど、自分でない誰かになっている夢だ。その中の自分は随分と勇ましい。同じ女性なのに、本当に勇ましくそして本当に強い。 こことは違う雰囲気の世界で、ものすごい身体能力で恐ろしいモンスターと戦っている私。... 2024.12.26 小説
小説 別れと恋と失恋と 二つの短いお話を書いてみました。楽しんでもらえたら幸いです。まずは女性の方からいきます。 気がつくと、独りで子どもを育てて10年以上の月日が流れていたわ。 私の子は、随分と大きく育ってもうじき私の元から巣立っていくでしょう。それは、とても嬉... 2024.12.12 小説